開発用ツール
Android SDKには、Androidプラットフォームでのモバイルアプリケーション開発を助ける様々なカスタムツールが含まれています。これらのうちで最も重要なものはAndroid EmulatorとAndroid Development Tools plugin for Eclipseでしょう。しかし、SDKにはこれら以外にもデバッグ、パッケージ化、エミュレータへのアプリケーションインストールのためのツールなどを含んでいます。
- Android Emulator
- 通常のPC上で動作する仮想モバイルデバイスです。これを使い、『正確な』Androidランタイム環境上で設計・デバッグ・テストを行うことが可能です。
- Android Development Tools Plugin for the Eclipse IDE
- ADTプラグインは、Eclipse統合環境に対してAndroidアプリケーションの作成やデバッグを簡単に、そして迅速に行うための強力な拡張機能を追加します。Eclipseを使う場合において、ADTプラグインは下記の機能にてAndroidアプリケーション開発を非常に迅速に行えるようになるでしょう。[※1]
- Eclipse IDE上から、他の開発用ツールへアクセスすることが出来るようになります。例えば、画面ショットを撮ったり、ポートフォワーディングの管理を行ったり、ブレイクポイントを設定したり、スレッドやプロセスの情報を見るといった、DDMSツールの様々な機能をEclipse内から直接利用することが出来ます。
- 新規プロジェクトウィザードを利用し、素早くAndroidアプリケーションに必要な基本ファイルの作成と設定を行うことが出来ます。
- Androidアプリケーションのビルドプロセスを自動化・単純化出来ます。
- Androidコードエディタにより、Androidマニフェストやリソースファイルとして使われるXML記述を支援します。
インストール方法を含む、ADTプラグインに関する情報はInstalling the ADT Plugin for Eclipse を参照して下さい。画面ショット付の利用方法サンプルはHello Android をどうぞ。
- Dalvik Debug Monitor Service (ddms)
- AndroidプラットフォームのカスタムVM(仮想マシン)と統合され、エミュレータ上のプロセス管理や、デバッグ支援機能を提供します。このツールにより、プロセスのkill、デバッグ対象プロセスの選択、トレース情報の生成、ヒープやスレッド情報の閲覧、エミュレータやデバイスの画面ショット撮影などが可能です。
- Android Debug Bridge (adb)
- アプリケーションの.apkファイルのエミュレータやデバイスへのインストールや、コマンドラインからエミュレータやデバイスにアクセスすることが出来ます。また、標準のデバッガをAndroidエミュレータやデバイス上で動作しているアプリケーションコードにアタッチすることが出来ます。
- Android Asset Packaging Tool (aapt)
- Androidアプリケーションのバイナリやリソースを含む(訳注:配布用パッケージである).apkファイルを作成することが出来ます。
- Android Interface Description Language (aidl)
- プロセス間インターフェイス用のコードを生成することが出来ます(例えば、サービスが利用する可能性のあるものなど)[※2]
- sqlite3
- 利便性向上のために同梱してあります。Androidアプリケーションにより作成、使用されるSQLiteデータファイルにアクセスすることが出来ます。
- Traceview
- Androidアプリケーションから生成することが出来るトレースログを視覚的に分析することが出来ます。
- mksdcard
- エミュレータ上で利用するための仮想的な外部記憶カード(SDカードなど)イメージファイルを作成することが出来ます。
- dx
- (訳注:一般的なJavaバイナリの).classバイトコードをAndroidのバイトコード(.dexという拡張子が付きます)に変換出来ます。
- activityCreator
- Androidアプリケーションのコンパイルに用いるAntのビルドファイルを生成することが出来ます。Eclipse上でADTを用いて開発を行う場合には不要です。