AzureにデータサイエンスVMなるものが増えていた (Azure ML blogメモ)

2016年3月22日火曜日

Azureでササッと立ち上げられるVMとしてデータサイエンス向けのものが増えていたという話です。
TechnetのMachine Learning blog内のhttps://blogs.technet.microsoft.com/machinelearning/2015/11/23/announcing-the-availability-of-the-microsoft-data-science-virtual-machine/という記事(Gopi Kumar氏によるもの)を読んだメモです。
2015年の暮れに公開されていたのですが、全然気付いていませんでした。

データサイエンスVM、なにそれ

AzureのMarketplace(公式やサードパーティのさまざまなVMイメージを探して利用できる仕組み)で作れる、Windowsベースのデータサイエンティスト向けのもろもろ入りVMイメージです。めっちゃすごいもの、というわけではないのですが、環境構築の手間を減らしてくれるえらいやつです。

入っているもの

リストは前述のblogからほぼそのまま抜粋し、コメントをそれぞれにつけていきます。
ここまでは「え、それ普通にUbuntuベースのDockerイメージあたりでよくね?」という感じですが、ここからがWindowsベースのイメージであるうれしみを感じるところです。
  • Visual Studio Community Edition
  • Power BI Desktop
    • 比較的手軽なビジュアライズではやはり強いですしね
  • SQL Server Express Edition
    • これは正直なところいまひとつピンと来ませんでした。本当に規模の小さなデータを扱うとか、お試し利用というタイミング以外はおそらくリモートのSQL Serverインスタンスを利用するだろうなーと思うので
    • まあしかしローカル実行(クラウド上ですが)というのはどの環境でもあるに越したことはないので、全部入りパックに入れておくのは妥当とも思います
  • Azure SDK
    • データを読み込んでくるにも、加工して書き出すにも、何かと使いますからね。大事ですね
しかしカジュアルにVS Community版を入れてくるのは、ライセンス的に企業内利用は微妙なところがありますね。21世紀は個人の時代だ!万歳!!(なんか違う)。
実際に使う際の注意はhttps://azure.microsoft.com/en-us/documentation/articles/machine-learning-data-science-provision-vm/に事細かく書かれているので読んでスタートするのがよさそうです。

about

このエントリは、Azure ML(Machine Learning)のblogから面白そうなエントリを掘り出してポイントをまとめるシリーズです。
前回: Visual StudioのRサポートで出来ること (Azure ML blogメモ)
次回: Project Oxfordに話者識別APIが追加されていた (Technet ML blogメモ)

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