MS主催の機械学習コンテスト開催中らしい (ML blogメモ)

2016年4月25日月曜日

Cortana Intelligence and Machine Learning Blog(build 2016での機械学習系サービス発表を受けて名前が変わりました)で興味深いエントリを見かけたので簡単にメモしておきます。
元記事: Game On! Introducing Cortana Intelligence Competitions (by Charis Loveland氏)
Cortana Intelligence Competitionsというイベントをやるよ、という告知記事です。ざっくりと、Kaggleのようなイメージでしょうか。

コンペティションの概要メモ

  • 機械学習コンテストをやっている
  • 初回のミッションは脳信号のデコード
    • 脳がどのようにして電気信号を翻訳しているのかを解き明かすという、実世界の問題に関連するコンテスト
    • 具体的には、脳表面の電気信号情報を入力として被験者へ提示された画像が「家」であるか「顔」であるかを正確に推測するのがミッション
    • 実験条件とデータの性質
      • 家もしくは顔の画像は400ms表示の後に400msブランク画像を表示、というサイクルで被験者へ提示
      • ECoG(皮質脳波記録)信号のサンプリングレートは1,000Hz
    • 都合、4名の被験者での各300件の画像提示結果中の各200件ずつを利用して学習をおこなう
  • 実世界の脳科学に貢献するチャンス
  • 従来は非公開だったデータセットを利用できるので見逃せないよ(と書いてある)
  • 良い成績を出したら賞品と名誉を得られるよ(と書いてある)
    • ガチ勢に勝てるか挑戦カモン(意訳)
  • 大丈夫、ボクも2ヶ月前にMSへ入社するまでは機械学習のバックグラウンドなかったし、学習リソースが充実してるからキャッチアップしやすいよ!(執筆者談)
  • コンテスト参加にはMicrosoftアカウントかOffice 365アカウントが必要でAzure MLを利用するよ
    • でもクレジットカード登録なしで使えるAzure ML枠でokだから安心してね
前述のようにコンテストはAzure MLを利用して進められます。データ一式とコンテスト参戦に必要な仕込みのおこなわれたスターターパックを自分のAzure MLワークスペースへコピー、あとは好きにやって!という感じのようです。

最初のコンテストの概要

  • お題: 脳内信号のデコード(Brain Signal Decoding)
  • 開催期間: 2016/03/30 - 2016/06/30
  • 賞金: 総額$5,000(内訳は$3,000、$1,500、$500とのこと)

日本語FAQがあった

書いてから気付いたのですが、https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/machine-learning-competition-faq/で日本語のFAQ(今回の設問に関するものではなく、Cortana Intelligenceコンペティション全体に関するもの)が公開されています。Azure MLのワークスペースなどに関する周辺情報はこのページを読んでおくのが楽そうです。

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