「第1回Android開発者のための初めてのiPhoneアプリハンズオン勉強会」に参加してきました

2012年5月2日水曜日

@cat_kaotaro さん発案、Android女子部主催の「第1回Android開発者のための初めてのiPhoneアプリハンズオン勉強会」に参加してきました。正確には運営に参加してきました。

第1回とある通り粗削りな部分も多かったのですが、運営参加者としても受講者としても非常に勉強になるものでした。
ただ、準備も当日もtwitterでのやり取りが大半だったため、どうしても時間が経つと情報が散逸してしまいます。これは惜しく、次回以降のためにも情報を一通りまとめておいたほうが良いかと考え、記憶が薄れる前に軽く一通りのまとめを書いてみます。
なお、運営参加といっても私は当日運営がメインで、準備については@cat_kaotaroさんと@corosuke_kさんにかなりの部分お願いしてしまいました。以下記載の中で私がやったのはごく一部です。

Q. どういうイベントだったの?
→ iOS開発を全く(またはほとんど)やったことのないAndroid開発者(主に女性)向けのハンズオン形式の勉強会です。

Q. なんで開催したの?
当日にイントロとして喋った資料をアップしてあるので、参照ください。

Q. レベル感は? また、レベル設定の理由は?
→ 「女子部で意見を聞いてみたところ『Androidアプリは作ってるけどiOSアプリは手も足も出したことがないので、本当に入門からやりたい』ということだった」
というわけで、完全にiOS初心者向けに。
将来的には、"Androidしかできない開発者に、このAPIはAndroidでいうところの○○と同じですー" というような方面で、両方のプラットフォームへの知識などを深められるような勉強会にしたいと考えています。が、まず初回はObjective-C自体など知るべきことが多い(JavaやCを知らずにAndroid開発いきなりやるのは辛いですよね)ため、思いっきり初心者向けにしました。

Q. どうやって参加者募集したの?
→ 以下のURLで参加者を募り、twitter(とAndroid女子部ML?)で募集しました。

第1回Android開発者のための初めてのiPhoneアプリハンズオン勉強会[女性枠] #andiphone #andronjo
第1回Android開発者のための初めてのiPhoneアプリハンズオン勉強会[男性枠] #andiphone

Q. どうして有料イベント(300円/人)にしたの?
→ 講師/チューターの方に還元出来るような仕組みを含め様々なトライアルをしてみて、不評だったら次回以降柔軟に変えよう、と考えたためです。参加者募集要項のハードルが少々高めなのも、このためです。
(今回はGMOインターネット様のご厚意で会場を提供頂きましたが、本来なら会場費などもかかるわけで…)

Q. 資料ある?
→ ハンズオン自体の資料はありませんが、ハンズオン自体の流れをほぼなぞる形で取っていったメモがあります。
iOS勉強会メモ
また当日のtwitterでのハッシュタグを拾っただけですが、第1回Android開発者のための初めてのiPhoneアプリハンズオン勉強会 というtogetterもあるので、適宜参照下さい。参加者の反応を見ていると「Objective-CのこれはJavaのこれっぽい」という感じで、既に知っているエリアにあてはめて理解しようとしているのが窺えます。狙い通りですね。逆に、メモリ管理などJavaだとよきに計らってくれている部分については理解に時間がかかっている、というのも分かります。

Q. 次回以降の予定は?
→ 次回もやりましょう、ということにはなっているのですがまだ具体的には進んでいません。@muo_jp個人的には、もう1回ぐらいiOS基本をやってから より具体的なケースをあげてAndroid開発者向けのiOS開発、という色を濃くしていければ良いのではないかな、と考えています。

課題

  • やっぱり初回だとXcodeのインストール自体が問題になるケースがちらほら(Snow Leopard環境で、OS自体のアップデートを当てないとうまくインストール出来ない場合など)あった。けれど次回以降は大丈夫なのであまり気にしないでok
  • Objective-C自体について、メモリ管理はやはり鬼門。なんでretain/releaseしなければいけないのかというあたりについては、Javaだとどのように処理されているから書かなくて済んでいるけれどARC以前のObjective-Cでは必要、という話をもう少し時間を取って説明したほうがよかったかも。
  • ハンズオンの資料やソースコードについては、事前にダウンロード出来るようにしておくのが良い。ちなみに@shin1ogawaさんのGoogle App Engineハンズオンの資料がとても良い出来ということなので要チェック。
  • ZusaarやATNDの開催時刻には、集合時刻を書いておいたほうが参加者が混乱しにくい。今回の場合、10:00集合の10:30開始だったけれどZusaar登録を10:30にしていたので集合10:30と認識されてた方が数人。
  • 今回ぐらいの人数(計30人少々)なら、連絡のために参加者用メーリングリストを作成したほうがよかった。特に男性枠と女性枠を別にしてZusaarで募集していたため、全員宛の連絡手段が厄介だった。
  • 今回事前打ち合わせに使ったのはco-meeting。これ自体は良かった。けれど、Zusaarから参加者宛にメッセージを送ったら、その内容をco-meetingに貼りつけたほうがいい。Zusaarの仕様上、参加者宛てに送信したメッセージのログが残っていかないため、結果的に他の管理者には何やったかわからない。

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