de:code 2015 1日目まとめ

2015年5月26日火曜日

de:codeってなにさ

Microsoftの//build/とTechEdで発表された諸々を日本向けにアレンジしたイベントという位置付けでした。
https://tokyo.build15.com/こんなカッコいいURLが割り振られてたんですね。今調べるまで知りませんでした。
私がおこなっていった事前準備についてはde:code 2015 事前資料を全部確認して見に行くセッションを選んだを参照。事前資料が公開されているセッションについてはひと通り自分向けに興味度合いと興味ポイントを書き出しておきました。明日のセッションについてもひと通り書いてあります(書いておかないと自分で行くセッションが分からなくなる)。
ということで、1日目に見てきたセッションのメモまとめです。主に、Twitterへぶん投げたままだったらじきに忘れてしまうので軽くまとめというところです。
セッション会場内は写真類の撮影禁止だったので、そのようになっています。



全体: 会場設備について

前から5列目までは座席下に電源コンセントが用意されているの、素晴らしかったです。

キーノート

少し遅刻してキーノート会場へ着いたので、先にEXPO*1エリアをざっと見ていこうかなと思ったのですが、「EXPOエリアは11:50からですよー」と止められました。てへぺろ。
キーノートではただただトヨタ自動車の事例が強いなーという思いでした。このエリアについては白石俊平さんのトヨタCIOが来たりて熱く語る!Microsoft de:code基調講演前半レポートにまとまっています。
この中で、彼らがどの程度オンプレを使っていて、どの程度の鮮度・分量のデータをMSの持つAzure用データセンター上に保持しているのかな、というのが少々気になりました。そして、この先*2オンプレにAzureを構築する難易度が下がった時、どの程度彼らがオンプレへとコントロールを引き揚げていくのかも野次馬的に気になりました。
Azure MLも既にT-Connect内で利用しているということだったのですが、これまたどの程度の本気度で使っているのかは気になりました。
クラウドのトピックのメインが上記のトヨタ自動車事例で、デバイスについては少々控えめな内容でした。
そのまま//build/のキーノート周辺での発表をサマリした感じなので、あまり驚きはない感です。
XboxのコントローラをWindowsマシンにつないで、それがWeb標準のGamepad APIで制御されているさまというのはなかなか面白いものがありました*3
アプリモード動作時にはネイティブAPIへのアクセスができる、原則的にWebベースの技術という点で、"Project Westminster"の仕組みは割とCordovaを殺しにいく感じがありますが大丈夫なんでしょうか。
他人事ながら少し心配です。あまり被らないエリアで使うのかもしれませんが。
あと、「JSのコードをちょっぴり書き換えてみるよー」というデモのくだりでSublime Textが使われているのが重箱の隅ながら少し気になりました。そこはせっかくならVisual Studio Codeじゃないのかと。
なお、Bandをゲームコントローラーにするくだりも微笑ましくてよかったです。
あとは牛さんでした。

HoloLensは
などで思いっきり既出のものが流れました*4
HoloLens実機の体験とまでいかなくともモック展示ぐらいはワンチャンあるか、と期待していましたが悲しみに包まれました。
StaffPadを使ったデモでほぼ締め、最後に少しDockerのデモでクローズという感じでした。
終わり間際に言及されていた「Azure StackはWindows Serverに標準バンドルされる」という発言に結構驚きました。素直に凄いなと。
そういうわけで、午前中のキーノートでした。

[*1] スポンサー企業などの出展エリアです。Oculus Rift DK1でのVRデモや富士通の静脈認証組み込みタブレットなど幅広く展示されていました
[*2] 正式にはWindows Server 2016の登場を待つ必要がありそうですが
[*3] まだWorking Draftなので、坂を登り始めたところ感は否めません
[*4] もう一方の部屋間取りを触っているデモは//build/のキーノートでのものかな?と思ったけれど見当たりませんでした。なんだろう

お昼ごはん

33Fにあがってのお弁当でした。
今半おいしいです。
ランチ会場があまり広くはなかった分か、会場前で空きを待っている人もちらほら見られました。
さっと食べて出たの正解だった。

マウスコンピューターのWindows Phone端末について

動いてました。


あと、発売は夏(日本の)ということでした。

午後1枠目: DEV-013 「全部みせます! Microsoft Azureの新機能」

大体予習していた通りでした。
怒涛の紹介プレゼン、そしてMVP for Azureってほんと丁寧に情報追いかけて咀嚼してるんだな、すごいなーと思う時間でした。
Resource Group Template気になりました。
調べるならUsing the Azure CLI for Macこのへんスタートなのかな。
あと、仮想マシンに複数枚のNICを挿せるようになったということでした。これは用途によっては結構楽しいのでは。
ついでにプロミスキャスモードをサポートしてくれないかな、くれないか。

午後2枠目: DEV-009 「クラウドにデバイスを接続する - Internet of Things 開発方法」

デモを交えつつ、Windows 10世代でのIoT利用についての解説でした。
AllJoynは現時点では.NETのMicro Frameworkをサポートしていないということでした。
AMQP(AMQPS)推しなのはRabbitMQ好きとしては結構嬉しいところです。
他、基本的に事前資料通りだったのでここでのメモはあまりありません。
最終的に、http://ms-iotkithol-jp.github.io/の自習コンテンツでまずは触ってみて、という感じでした。

午後3枠目: 1回休み

社内の用事で1回休みです。

午後4枠目(前半): WIN-012 「Windows 10 アプリ開発解説 Part 2 ~応用編~」

少々出遅れた結果、Win10アプリ開発解説セッションの会場へ着いた時には全席埋まって立ち見状態でした。
それでも、UWPブリッジの話のなかで特にAndroid絡みであるProject Astoriaの情報が出そうなのはここぐらいだろうということで聞きに行きました。
概要(事前資料通り)のみでデモはなく、Windowsマジックにはお目にかかれませんでした。
混み方がほんとハンパなかったので、iOSのUIKitをmimicしたようなAPIの話の途中で退出しました。
雑な感想としてはSwiftのMS版コンパイラ頑張って作ってほしい。

午後4枠目(後半): CDP-008「MS版Docker誕生! Windows Server Containers とは?」

ガラガラというほどではないのですが、電源席を余裕で確保できる程度の空き具合でした。
Win10アプリ解説セッションの冒頭で「アンケート僅差で負けちゃってこっちの部屋になっちゃいました」的な話をされていたのと照らすと、やはり事前アンケートでの部屋決めというのは難しいんだろうなぁという感じもします*5
前述のように前半は別セッションに居たので話の流れがわかっていませんが、主にDockerを扱ってのデモが展開されていました。
MicrosoftがなぜDockerへ興味を持つのか、そしてWindows Server Containersはどのような製品像となっていくのか、といった近未来の話だったので、多少話があちこち行ったり来たりする部分がありました。
MicrosoftのContainersが目指す方向性は"Write once, deploy anywhere"という表現に象徴されていたように思います。
Azure上でのHyper-V on Hyper-Vという厄介な問題を解消したHyper-V Containersはプラン上は今年中の提供(しかし拙速にプレビューを出していくことは多分しない)ということで、期待して待ちましょう。
あと、消費するディスク領域が極めて小さなWindowsサーバ構成としてNano Serverが紹介されていました。既にWinServer2016のPreview 2で利用できるのかな。
セッション後に少し調べてみた感じ、Nano ServerはCore版から更にWOW64などを取り除いたアグレッシブな切り捨てがおこなわれた版ということで面白そうです。
その反面、既存アプリとの互換性は著しく破壊してそうなので、どれかというとDebianのminimal CD版のようなイメージでしょうか。かつその上には.NET Coreをアプリの数だけポコポコと入れるような用途が想定されているのかな、という雰囲気ですね。
スティックPCの先にWindows Server OSが入ったものを位置付けてみるとなんか面白そうな気もします。
[*5] 特に基調講演で期待値の上がったものや、基礎編/応用編とあって基礎編の人気が高かった→応用編に期待が継続するなどについては難しいですね

パーティー

Twitterでリクエストくれたらかけるよ!ということだったのでリクエストしてみたところ、Daft Punkの"one more time"をかけてもらえたので素晴らしかったです(粉みかん)。


抽選は何も当たりませんでした。
バスソルト、欲しかったんだけどなぁ。

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